石川県加賀市の山中温泉地区でつくられる漆器、山中漆器。
その地で明治35年より三代にわたり、貴重な天然材料を生かし、心を込めて創り上げた「瑾齋(きんさい)」の作品です。

手彫の荒々しい風合いをロクロ挽きで表現しています。
大きな欅材を使って仕上げた汁椀の綺麗な杢目は、ミズメハツリ筋とは違う表情を創りだします。
良質の欅材を拭漆で仕上げた汁椀は丈夫で、手入れも簡単で長く使えます。

良いものを丁寧に使うという贅沢とともに、日本一と称される山中漆器の「ろくろ挽き」技術を生かした作品を、お楽しみください。